2011年3月アーカイブ

妙高の卒業式

(2011年3月28日 06:11) | | コメント(6) | トラックバック(0)

3月14日、震災直後の月曜日でしたが、妙高の専門学校で学んでいた長女の卒業式が行われました。

借りていた寮の明け渡しもあって、前日から泊り込みでの出席でした。

新潟と長野の県境、日本の中でも指折りの豪雪地帯。

自然環境や野生生物の保全について学ぶ専門学校を、自分で探しての入学でした。

学生数も少なく、経営的にはかなり大変だろうと推察されましたが、先生方の熱心なご指導と

豊かな自然に恵まれたフィールドから直接学ぶことができること、また地域活動への参加も

学びの柱にしていました。

学校だけでなく、地域の大勢の方々と親密にかかわっての2年間は、とても密度の濃い、

有意義な学びであったと感じています。

何よりも、本人と学校の相性がとてもよかったようです。

 

感謝の言葉

 

卒業生を代表して、先生方や地域の方々や、親に向かっての感謝の言葉をのべる大役を

おおせつかって、いい思い出になりました。

まだまだ、学びは始まったばかりのようです。

欧米諸国に比べたら、やらなければならないことが山積している日本の野生生物保全活動。

テントなどの宿泊道具を背負い、熊笹のヤブこぎに始まり、3000m近い山に登りもする調査活動。

何よりも基礎調査自体が不足しているようですし、目立ったところでは、里山の人たちと

クマやサルや鹿など、野生動物との確執の問題があります・・・

大勢の若い人たちが、同じ方面に進んでくれるといいのですが・・・。

卒業写真

ひとまず彼らの5年後、10年後の姿が楽しみでもあります。

卒業おめでとう!

黙祷

(2011年3月27日 08:11) | | コメント(2) | トラックバック(0)

ZUKUDAS 佐藤先生の訃報を、昨夜になって伺いました。

突然のことで驚きました。残念です。

昨年6月、色々なことがあって、松本まで相談に伺いました。

大変お忙しい中だったと思いますが、親身になって話を聞いていただきました。

誠実で暖かなお人柄をつうじて、ずいぶん気持ちが軽くなったことを忘れません。

本当にお世話になりました。

ありがとうございました・・・

白い花

 

 

作者の朴裕河 さんは、ほぼ同年齢の韓国在中の日本文学研究家。

韓国の高等学校を卒業後、慶応大学、早稲田大学大学院で学ぶ。当時の学生時代を同じ東京で

過ごしていたであろうという意味で、親近感を覚えつつ本を手に取った。

読み進めるうちに、教科書問題・慰安婦問題・靖国神社問題・独島(竹島)問題という日韓(韓日)

それぞれで取り上げられる課題への国民感情やそれぞれを代表する意見の根拠などについて、

こじれた糸を丁寧にときほぐすように、非常にしなやかでかつ本質に迫っていこうとする論調に

敬意と尊敬の念を覚える!

問題が非常にデリケートであるだけに「渦中の栗をあえてひろう」この本や彼女の立場に対しては、

韓国本国はもとより、日本のなかでも賛否に分かれる意見があるようだ。

しかし、「韓国自身の責任を問うことで日本の植民地政策を免罪する」・「日本女(親日?)」という

レッテルを貼られることは本当に不本意なのだろうと私も思う。

なによりも、日韓(韓日)の不幸な過去をどのように清算し、平和な友好関係を築くにはこれから

どうしたらいいのかという目的意識が明確であり、すべての混沌をその一点で捕らえ直そうとして

いるからこそ、しなやかでたくましい印象なのだ。

不幸な過去の歴史の果てに生きている日本人の一人として、何をどのように考えたらいいのか。

特に、国家とか民族とかの問題について「境界民の思考」をめぐる作者の論調は、示唆に富んで

いると思う。

まだ、読まれていない方には、おすすめの一冊である

南アルプス2011.3.4

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