作者の朴裕河 さんは、ほぼ同年齢の韓国在中の日本文学研究家。
韓国の高等学校を卒業後、慶応大学、早稲田大学大学院で学ぶ。当時の学生時代を同じ東京で
過ごしていたであろうという意味で、親近感を覚えつつ本を手に取った。
読み進めるうちに、教科書問題・慰安婦問題・靖国神社問題・独島(竹島)問題という日韓(韓日)
それぞれで取り上げられる課題への国民感情やそれぞれを代表する意見の根拠などについて、
こじれた糸を丁寧にときほぐすように、非常にしなやかでかつ本質に迫っていこうとする論調に
敬意と尊敬の念を覚える!
問題が非常にデリケートであるだけに「渦中の栗をあえてひろう」この本や彼女の立場に対しては、
韓国本国はもとより、日本のなかでも賛否に分かれる意見があるようだ。
しかし、「韓国自身の責任を問うことで日本の植民地政策を免罪する」・「日本女(親日?)」という
レッテルを貼られることは本当に不本意なのだろうと私も思う。
なによりも、日韓(韓日)の不幸な過去をどのように清算し、平和な友好関係を築くにはこれから
どうしたらいいのかという目的意識が明確であり、すべての混沌をその一点で捕らえ直そうとして
いるからこそ、しなやかでたくましい印象なのだ。
不幸な過去の歴史の果てに生きている日本人の一人として、何をどのように考えたらいいのか。
特に、国家とか民族とかの問題について「境界民の思考」をめぐる作者の論調は、示唆に富んで
いると思う。
まだ、読まれていない方には、おすすめの一冊である
リワーク職人さん
こんにちは!
この方確か生まれも育ちも日本だったような・・・・
子供の頃は日本名で、確か大学生の時に名前を韓国名にして今でも韓国名を名乗ってテレビ出演しているとか・・・以前テレビで特集を組んでいたのを見たことがあります。
>不幸な過去の歴史の果てに生きている日本人の一人として、何をどのように考えたらいいのか。特に、国家とか民族とかの問題について「境界民の思考」をめぐる作者の論調は、示唆に富んでいると思う。
リワーク職人さんは色んなジャンルの本を読まれるんですね。
デリケートな問題ではありますが解決して行かなくてはならないことだと思います。
溶射屋さん おはようございます
>この方確か生まれも育ちも日本だったような・・・・
本の紹介記事でも、wikipediaでも、韓国の高校を卒業後来日・・・とありましたが、
テレビでも紹介されていたのですね
最近は、韓国も日本も特に若い世代を中心に、少し柔らかくなって来ているようにも
感じていますが、先日の外相がらみの「在日問題」にもあったように、歴史的な背景を
もつ大きな課題がいくつも解決されずに残っているというのが実態でしょうか。
この本は、「個人的にも何ができるのか」を考えるいい機会でした。
リワーク職人様 こんばんわ
早速注文しました。来るのが楽しみです。
隣近所の人との付き合いも同じですが、罵り合っていては進展は望めないですね。韓国の人と仲良くするためのヒントになればよいなと思っています。
こんにちは。
韓国のみならず、中国、ロシア、北朝鮮など、色んな国と日本の戦後をより良いモノにしなければ行けないと思います。
まずは、お互いを認め合うことから始めなければ、進まない気がしますが、現実は、そうならないようですね。
論議することは大切だと思いますし、その中で相手を理解することもあると思います。
朴さんの本のように、考えを発信することも大切ですね。
シルバーロード様
早速注文していただいたとのこと・・・ありがとうございます。
どう考えたらよいかと言う、方向性のようなものが見えてくるといいですね。
保険屋あいさんへ
>韓国のみならず、中国、ロシア、北朝鮮など、色んな国と日本の戦後をより良いモノにしなければ行けないと思います。
「もう戦後ではない」と言われたこともありますが、歴史的背景が具体的なその人の内面に形作った
具体的な恩讐にどう向き合うかということは、私個人の問題でもあります。
同様に日本人みんなの問題でもあります。・・・
朴さんのように、真摯に向き合う必要があると思いますね。