3月、白い花をつけていた梅の木々の梢に、小さな甲州小梅の実がなっている。
店頭でも、梅が売り出されているので、収穫の時期には少し遅いのかもしれない。
まもなく、木の上で熟し、甘い香りを放つようになるのだろう。
収穫されないまま放置された梅の木が、最近はかなり目立つので、香りもかなり強く感じられる。
この時期、普通高校の3年生は、高校総体も終わり、多くの体育系部活動の部員達も引退。
最近は学園祭が6月に実施される高校が増えたため、定期試験が終わると、クラスの
企画にかかわって、最後のパフォーマンスに取り組むようだ。
かつては学園祭が秋実施だったので、我々の世代は、秋まで勉強半分、行事半分の
かかわり方だったような気がする。
それにしても、多くの生徒にとって進路選択が目前に迫ってきている。
進学するのか、就職するのか。はたまた、具体的にどの学校を目指すのか?
目標があって幾つかに絞込み、あとは実力と相談しながら・・・そんな選択の仕方が
一般的なのだろうか。
目標が決めきれず、目標校が絞り込めず、戸惑いの中にある人も多いのではないのだろうか?
彼らの周りの大人たちが、自分の仕事や体験について多くのことを語ってくれれば、
彼ら高校3年生たちの進路選択についての悩みに、大いな励みになると思うのだけれど。
放置された甲州小梅の実同様に、大人たちの経験してきた迷いや喜びの体験は、
自身では気づかない、他人からはなんとも輝いている豊かなものだと思うのだ。








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